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Exhibition

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Kaoru Yokoo, the new world “dash” 2023

© Kaoru Yokoo

Past exhibition

 

横尾香央留

the new world

 

12 / 1, 2, 3, 9, 10. 2023

Gallery Aでは、12月1日・2日・3日・9日・10日の5日間、横尾香央留の新作個展を開催致します。

「the new world」と題された本展は、刺繍やかぎ針編みなど緻密な手作業によって自由自在に表現されたクリスマスオーナメントの作品100点とその制作過程の記録映像を発表致します。

新作は、横尾が中学時代から愛用している英和辞典「THE NEW WORLD」から英単語を引用し、そのイメージを生き物のオーナメントに変換。横尾らしい新たなミクロコスモスをギャラリー空間に展開するというプロジェクトです。 その制作の様子を記録した映像では、作家の視線や細い針と糸で紡がれる繊細なハンドニッティングの軌跡など、発想が結実するまでの巧みでマジカルな時間を追体験して頂けます。

 

私たちの生活や心境が大きく揺さぶられる不穏な日々において、逞しいイマジネーション光る横尾香央留の愛おしくユーモラスなオーナメントは、ウェルビーイングへの希望として心に響いて頂けることでしょう。ぜひこの機会にご高覧賜りますれば幸甚に存じます。

横尾香央留  the new world

『THE NEW WORLD』1991.3 
表紙には 授業中眠気と闘いながら
シャープペンシルで描いた幾つかの円。
裏表紙には 贈り主である保護者達を
青ざめさせた1年間違いの年号。
小学校の卒業記念品として配られた
わたしが持っている唯一の英和辞典。

ぱっと開いて
小さな円いモチーフを上から落とし
そこに記された単語から
想像した生き物を生み出す。
季節柄 オーナメントにしても良いかもしれない。
引っ掛け用の糸を最後に付け足し
ゆらゆらと揺らす。
はたしてこれはオーナメントと呼べるのか。

THE NEW WORLDを開いてみる。
〈or・na・ment  装飾品;装飾〉
装飾=美しく飾ること 
美しいかどうかは疑わしいが
わたしなりの
“the new world” ornament 100.

© Kaoru Yokoo

展覧会概要

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横尾香央留  the new world

会期:2023 年 12月 1日(金)・2日(土)・3日(日)・9日(土)・10日(日)

開廊時間:12:00 ~ 18:00

​​※終了いたしました

Artist Profile

横尾香央留は、編む・縫うなどの親しみやすい手法を通して、ものごとに備わる関係性に対する視点の変化を表現しているのが特徴です。 ウィットに富んだインスピレーションと糸(あるいは線的な要素)などの素材で紡ぐ造形は、可愛らしくコミカルな魅力に溢れながら手芸の枠を超えた新鮮なイメージとなって、常に観るものの心のあり方を柔らかく揺さぶり、今を見つめ直すきっかけを与えてくれます。

◎「拡張するファッション」(2014/水戸芸術館、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)参加

◎ 著書『プレゼント』(雄鶏社)、『お直し とか』(マガジンハウス)、『お直し とか カルストゥラ』(青幻舎)

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